地震時および長期的に作用する荷重に対する診断も含めて、既存構造物の耐震性能を診断すること。具体的には、構造体寸法、コンクリート中性化、強度、構造体ひび割れ、不同沈下(基礎の不均一な沈下)、鋼材の錆等を調査・診断し、建物の経年劣化等を把握し、耐力・耐震診断の信頼性を高めるほか、旧建築基準法に基づき設計された建物が、現行の耐震設計基準で要求される耐震性を備えているか否か、また、補強・改修が必要な際の判断材料として使われる。