老朽化した建築物を、構造躯体を活かしつつまったく新しい建物として蘇らせる刷新方法。施工時に大胆な意匠転換、用途変更、耐震補強などを施し、新築並みの強度と耐用年数を与える。建築物の基礎や躯体などの使える部分をそのまま再利用するため、建設廃棄物や建設コストの軽減にも繋がる。デザインだけでなく、社会的背景、クライアントとのやりとり、技術や構法、コストなどを総合的な視点で捉えた青木茂による実践が近年注目を集めている。