同一棟内の床面積を減らして改修する手法。増築の反対。増築のように床面積に価値を求めるのではなく、減築によって得られる環境の改善に価値を求めるものである。したがって、建物の総重量の軽減による耐震性能の向上、光・通風環境の改善、機能変更に重点をおいて改修が行なわれる。また、減築と同時に新たな設備の付加、構造上不利な部分の耐震補強など最低限の補強をすることが重要であり、技術と既存建物の問題点を的確にすり合わせることが必要である。