「持続可能な」という意味。将来の環境や次世代の利益を損なわない範囲内で社会発展を進めようとする理念。環境問題は1960年代から世界各地で明らかになってきていたが、1987年に国連の「環境と開発に関する世界委員会」による「われら共有の未来」と題する報告書において「持続可能な開発(Sustainable Development)」という概念が提唱された。近年建築においても、環境共生、自然エネルギー利用、長寿命化、リノベーションなど、さまざまな手法を通して持続の可能性が模索されている。