レクチャーセッション
● 排水の過去、現在、未来
安孫子義彦――本日のレクチャーのタイトルは、「the 排水」としたのですが、過去からどのようなことをやってきて、またどのようなことが問題になっていて、これから何をしたらよいのか、時間軸を入れてちょっと角度を変えたところから、私なりの考えを述べさせていただきたいと思います。
そこで設備というよりは設備と建築との取り合いという観点から、6つの視点で述べたいと思っています。テーマは「スラブ下からスラブ上配管へ」「二管式から単管式へ」「中高層から超高層へ」「合流式からヘッダー式へ」「自然排水から強制排水へ」で、それぞれ時代の断面をもっています。時間がありましたら最後に「住宅設備から団地設備へ」について触れたいと思います。各テーマはその断面ごとに悩みながらいろいろなシステムを開発してきているので、そのあたりを少し整理してお話したいと思います。
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